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東工大発ベンチャー 受託研究会社 株式会社フォスメガ PhosMega Co., Ltd. ~異分野融合研究の成果を販売~ 最終更新日 2009/08/13 |
本 社 東京都大田区北嶺町5番8-502号 研究所 京都市伏見区桃山長岡越中北町34-2 リプリア・ドーマ アスティア号室 お問合せ先 東京工業大学 TEL 045-924-5372 株式会社ネオテックラボ (京都) e-mail sentinel@aska.terra.sol
TEL & Fax
075-201-7388 |
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【お知らせ】--- 『マグネティックス研究会』 ●(サンヒルズ三河湾) 12月2日(水) 10:50〜12:05 テーマ「センサー」 座長 井上光輝(豊橋技術科学大学) MAG-09-181 ガーネット膜の磁気光学ファラデー効果を用いた高感度磁界センサの開発 ○小林宏一郎(岩手大学),阿部正紀,上田智章(東京工業大学),中川 貴(大阪大学),半田 宏(東京工業大学) 記載日 2009/11/30 |
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現在実施中の基礎研究テーマのうち、薬事承認済み磁性流体リゾビスト(Resovist)を用いた励磁音響効果(外部から交流磁界を与えると弾性波が発生する)によって乳がん等の転移診断に有効なセンチネルリンパ節を発見する「励磁音響方式センチネルリンパ節検出センサ」を2009年4月より実用化研究フェーズに移行することに決まりました。 ■センチネルリンパ節検出センサ ■センチネルリンパ節ナビゲーション手術 ■磁性流体をマーカーとする方法 ■励磁音響効果とは? ■励磁音響検証結果 ■励磁音響方式のメリット ■これまでの研究課題 ■まとめ |
株式会社フォスメガは、東京工業大学の有志7名で2007年8月10日に設立したベンチャー会社です。特許出願した発明を基にして、新規技術の提案、原理検証、プロトタイプ開発、技術指導、技術研修、ライセンス契約等の受託研究を行う会社です。つまり自らの発明を売る会社なのです。2007年10月17日に東工大発ベンチャーの称号(称号授与番号: 第45号)を授与されました。原則として、1業種1社に対してのみ発明のライセンス契約を行います。 |
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■PhosMegaはギリシャ語で「大いなる光」を意味する言葉です。 |
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■クライアントの抱える問題を自らの創意工夫と経験に基づいて解決するアイディアを創出します。この場合、創出された知的所有権はクライアントのものになります。 ■創出したアイディアに基づいて理論検証や試作を行います。 ■我々の発明(既に出願済みのもの)についてはお試しいただいた上でライセンス契約に移行することができます。 ■電子技術(ハードウェア、ソフトウェア)の短期間修得を目指した出張講習を行います。 ■技術文書や論文の英文化、海外での発表に関してお手伝いすることができます。 代表取締役社長 上田 智章 (Tomoaki Ueda) 副社長 阿部 正紀 (Masanori Abe) 半田 宏 (Hiroshi Handa) Adarsh Sandhu 技術顧問 水本 哲弥 (Tetsuya Mizumoto) 中川 貴 (Takashi Nakagawa) 多田 大 |
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【事業内容】 1.医療機器、医療検査機器、医療用具等の研究、開発及び試作品の製造販売 2.電子計測機器、工業用機器の研究、開発及び試作品の製造販売 3.ロボットの研究、開発及び試作品の製造販売 4.コンピュータによる生体信号処理システムの研究、開発及び販売 5.コンピュータソフトウェアの開発及び販売 6.インターネットによる情報サービス業 7.インターネットを利用した通信販売業並びに情報提供の仲介 8.電子機器、コンピュータシステム、計測システム、電子計測技術に関するコンサルティング及び教育事業 9.電子回路、電子部品の開発設計、製造販売及び教育事業 10.前各号に付帯する発明、ソフトウェア等の知的所有権取得並びに販売 11.前各号に付帯する一切の事業 |
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【発起人】 ●東京工業大学 統合研究院 ソリューション研究機構 特任教授 上田 智章 ■阿部研 ●東京工業大学 名誉教授 阿部 正紀 ■阿部研 ●東京工業大学 大学院 生命理工学研究科 生命情報工学専攻 教授 半田 宏 ■半田研 ●東京工業大学 大学院 理工学研究科 電気電子工学専攻 教授 水本哲弥 ■水本研 ●東京工業大学 大学院 理工学研究科 電気電子工学専攻 准教授 Adarsh Sandhu ●大阪大学大学院 工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻 准教授 中川 貴 ■阿部研 ●東京工業大学 大学院 理工学研究科 電子物理工学専攻 助教 多田 大 ■阿部研 |
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New センチネル・リンパ節検出用センサ 【図1】磁性流体をマーカーとするセンチネル・リンパ節ナビゲーション手術の手順を説明する図 ![]() 第1ステップ:腫瘍近傍に磁性流体リゾビスト(Resovist)[MRI用造影剤として薬事承認済]を局注 第2ステップ:軽いマッサージでマーカーの拡散を待つ。15分程度。 第3ステップ:磁気プローブあるいは音響プローブでセンチネルリンパ節を探す。 第4ステップ:センチネル・リンパ節を切除。 第5ステップ:センチネル・リンパ節の生検を行っている間に、腫瘍部位を切除。 第6ステップ:もし、生検でがん細胞の転移が発見されれば、周囲リンパ節を郭清する。 【図2】初期の直流励磁振動型磁気プローブのプロトタイプ 【動作原理動画】
![]() 【図3】英国の高温超電導SQUIDを使った磁気プローブ(SentiMag) ![]() ![]() |
written by
上田智章 |
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【図4】励磁音響効果 磁性ナノ微粒子の磁化によって引き起こされる粒子同士の引力とブラウン運動による拡散 a) 磁石で磁化 b) 交流励磁動画 c) 励磁音響効果を説明する動画 ![]() d) 水のみ e) 磁性流体 ![]() |
■励磁音響効果とは? 図4a)に示すように磁性ナノ微粒子を磁化すれば粒子同士は引き合う。スーパーパラ磁性では残留磁化はないので、磁化を止めればブラウン運動によって拡散する。 交流励磁を行えば、この吸引と拡散が繰り返えされて弾性波が発生するはずである。交流励磁の周波数を上げれば弾性波の周波数も上げることができるはずである。図4c)の動画のような原理で振動するため励磁周波数の2倍の周波数の弾性波が発生するはずである。 学会から戻ってすぐに確認実験を行った。何度かの試行錯誤の末、確かにかすかな音を聞き取ることができた。当時の装置は励磁コイルの振動も分離困難であったので、水だけのサンプルと磁性流体入りのサンプルを比較した。図4d)とe)の音を比べていただきたい。e)には倍音成分が含まれているため、高い周波数の音が聞こえる。励磁周波数は30Hzから10kHzまでsweepしている。 |
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■励磁音響検証結果 徐々に実験技術を高めて行き、2007年3月27日に実施した励磁音響実験では図5のグラフのように明瞭な信号を検出することに成功した。赤線は励磁電流波形のリファレンス 信号であり、青線は測定した弾性波である。弾性波は励磁周波数の2倍の周波数とな っていることがはっきりとわかる。磁性流体は、シグマハイケミカル社のM-300、薬事承認済みの磁性流体フェリデックス及びリゾビスト(Resovist)、東工大製のビーズ等で実施した。磁性流体を封入した擬似センチネル・リンパ節を1%アガール内の深さ1cmのところに埋め込み、表面に音響プローブを当てて計測を行った。 |
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【図5】励磁音響効果によって発生した弾性波の実測波形の例![]() |
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【図6】音響FDTD伝搬シミュレーションの動画![]() |
■励磁音響方式のメリット 磁場は距離の3乗に反比例して減衰するのに対して、音は距離の1乗に反比例して減衰するだけである。つまり、磁場よりも音の方が遠距離の探査では有利であると考えることができる。 励磁波形との位相差を見るだけでもセンチネルリンパ節までの距離を求めることができる。 |
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【図7】初期の実験装置![]() 【図8】小型化・ローコスト化された実験装置 ![]() |
■これまでの研究課題 現在、センチネル・リンパ節検出用センサとして、磁性ナノ微粒子の「励磁音響効果」を用いた音響プローブと、まだ未公開の原理でセンサ感度を増感する技術を用いた超高感度磁気プローブの2種類を研究・開発している。 これは臨床側からの要求が多様であるため、単一方式だけではカバーしきれない場合のリスクを回避するためである。 上述したように、基本的な動作原理は1年半程前までに既に確認済みである。これまで実施してきた研究・開発は、共同研究する医療機関にて臨床試験を開始するにあたって、装置の小型化・低価格化、耐ノイズ性能の向上、システムのまとめを行うことであった。 実際、基本原理確認を実施した当初のシステム構成は、音響アンプが簡単なものだったこともあるが、図1のような非常に大きなバイポーラ・アンプが必要だった。そのままでは、1セット100万円程度必要になってしまうので、音響計測用回路、駆動アンプ、データ・ロガーを一体化して、図2の構成まで改良を行った。直交同期検波回路、A/Dコンバータ、DDS等をロジック化したことにより小型化を行うことができた。 この計測システムは多目的に利用することができるように設計されている。超高感度磁気プローブもセンサ部の回路は外付けになるが同じ回路でよい。センチネル・リンパ節検出用センサだけでなく、他6つの研究テーマでも同じコアを利用している。他にもSQUIDなど様々な計測に利用することができるだろう。 まだ将来的に感度を100倍程度増感できる余地を残しているが、現時点でも交流励磁によって10μg程度の磁性微粒子が発生する弾性波を直線距離で3cmで捕捉することに成功している。 |
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■まとめ 動物実験を皮切りにいよいよ臨床試験段階に入る。計測システムの改良は続行する。 2009年4月からは本プロジェクトへの医療機器メーカーの参加も歓迎いたします。 |
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記載内容変更日 2009年01月17日 |
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